INTERVIEW 代表インタビュー
地域の活性化を目指して次世代のためにチャレンジ
地域の活性化を目指して 次世代のためにチャレンジ
湧別町の酪農に貢献したい 取り組みをすることで、 次世代可能な酪農への
代表取締役鈴木 聡
インタビュアー
ロボット牛舎をつくるにあたって、設計にかなり時間をかけたとお聞きしました
鈴木社長
設計図を10回は書き、設計に4年をかけました
どうせ牛舎を新しくするなら、牛にも人にも快適な牛舎にしよう、大袈裟に言えば「1人で管理できるぐらいの牛舎にしよう」という思いで、とことん考えました。沢山の牧場を見学させてもらいましたし、給餌ロボットの幅にあわせるなど細かい寸法にもこだわり、10回は設計図を書きました。様々なタイミングも重なったというのもあって「結果的に設計に4年かかりました」。柵さえしてしまえば1人でも追っていけて、引っ張りが必要のない牛の導線、放牧地への導線、飼料タンク位置、スラリーへのながれなど、時間をかけて練りに練って、本当に効率よく作業することができて、自分も次世代も牛も快適にすごせる、納得のできる牛舎づくりができました。
インタビュアー
牛舎を拝見させていただいて、特徴的な蹄浴槽だと感じたのですが
鈴木社長
開閉式の蹄浴槽にこだわりました
蹄浴槽の位置やサイズにもこだわりましたし、鋼板をあげたときにしか入れないようにと開閉式にもこだわりました。開閉式じゃないと1日に何回も蹄浴槽を牛が通ることになり、汚れも早くなりますし、その分薬剤も何倍もかかってしまいます。細かいことですが、毎日・毎日何年も続くことですので、汚さず効率よく蹄浴ができる方法を考えて、導線的にこの場所で、そしてこのカタチに収まりました。1日1回ベッド掃除のタイミングで、必ずすべての牛が蹄浴槽を通ってもらうことで、足を痛がる牛はいなくなりました。
インタビュアー
以前は、つなぎ牛舎だったとお聞きしたのですが
鈴木社長
つなぎ牛舎からロボット牛舎への転換が不安であれば、ウチを見てもらいたい
つなぎ牛舎から、ロボット牛舎への転換は、結構なリスクがあると聞いていましたし、不安がなかったわけではないのですが、労働力の面や次世代のことなど様々なことを考えて、持続可能な酪農としていくためにも、必要なチャレンジだと考えました。結果として肉体的にも精神的にも、とても楽になりました。次世代のためにチャレンジして良かったと思っています。
つなぎ牛舎からロボット牛舎への移行を考えていて、不安に思われている酪農家のかたは、当牧場を見学していただければ、少し不安が解消されるのではと思います。
インタビュアー
持続可能な酪農のためにチャレンジしたとのお話しがでましたが
鈴木社長
湧別町の基幹産業でもある酪農を盛り上げて、地域の活性化につなげていきたい
これから高齢化や後継者問題などで、離農される方も増えていくことが考えられます。私たち世代がその受け皿になれる準備をしていく必要があると思っています。そのような取り組みこそが、湧別町の基幹産業の1つでもある酪農業を盛り上げていくことにつながり、地域の活性化の一助になれるのではと考えています。
インタビュアー
湧別町への思いが感じる言葉ですね
鈴木社長
湧別町は、新規就農に適した町だと思っています
湧別町は、平坦な土地が多く、ビートやデントコーンも作れ、他の酪農地帯よりも土地も安いですし、本当に酪農に向いている立地です。湧別町は移住や新規就農のサポートも手厚いですし、TMRセンターも哺育育成センターもあるので、新規就農を目指している人にはオススメしたい町ですね。地域の酪農を守るためにも次世代の育成は必要ですし、新規就農者が湧別町に来てもらうことは地域の活性化につながりますからね。ぜひ、意欲のある方であれば、隠すことなく、なんでも教えますので、一緒に当牧場でお仕事をしてもらい、ゆくゆくは湧別町で新規就農をしてもらって、一緒に地域の酪農を盛り上げていきたいですね。
インタビュアー
今後の展望があれば教えてください
鈴木社長
牛舎を新しくする際に、拡張性のある設計にしていて、搾乳ロボットを増台できるように、水道もひき、排水もできるようにしてあります。酪農情勢にもよるので、長期的なプランではありますが、柔軟に対応できる準備はしてあります。まずは関係各所と協力しあいながら、地域の酪農を盛り上げる一助になりたいと思っています。
インタビュアー感想
離農跡地を受けることを誰かがやらなければならないのであれば「自分がリスクをおってでもやるべきだと思う」。地域のために新規就農を受け入れていく必要があると思うし「そのサポートを誰かがやらなければいけないのであれば自分が」といった。地域の基幹産業である「酪農への思い」「湧別町への思い」を強く感じました。お忙しいところお時間いただき、ありがとうございました!